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大地と呼応する大屋根のある風景
-NOT A HOTEL のあたらしい「かた」-

設計
斎藤信吾建築設計事務所
施主
NOT A HOTEL DESIGN COMPETITION 2024
所在地
長野県
用途
住居
構造
S
規模
地上1
延べ面積
217.12㎡
状況
設計提案
提案日
2024/9/29

NOT A HOTEL DESIGN COMPETITION 2024 BEST 30選出

NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA

本提案は、NOT A HOTELが主催する国際コンペティション2024に応募したものであり、応募多数の中からTOP30に選出されました。本計画では、敷地となる北軽井沢固有の地形・風土・景色と一体となる建築のあり方を、「かた(typology)」として提案しています。

本敷地のジオサイトは、火山由来の堆積物や岩場が複雑に入り組む特徴的な地形を有しています。一般的には敷地を均して整地する、あるいは人工地盤を設けることが考えられますが、いずれも岩盤の切土・盛土を伴い、環境負荷の大きい行為となります。そこで本計画では、敷地の状況を精密に読み取り、既存の地形や岩場を積極的に活かすことで、大地と呼応する建築の構成を導きました。

具体的には、等高線に沿って切妻屋根の棟を配置し、岩場を避けるように軒先を曲線的に切り取ることで、地形と連続する建築の「かた」を形成しています。このルールは群棟計画においても適用可能であり、複数棟であっても一貫したデザインコードのもと、風景と調和する建築群を構成することができます。

構造計画においては、ホワイエ・リビング・ダイニングを無柱で大きな気積を持つ空間とするため、梁せい1000mmの棟梁を主架構として建築全体を支持します。これを2枚の壁と、棟梁に直交する登梁(梁せい600mm@2500)によって支えるシンプルで合理的な構成としています。さらに、曲線を描く軒梁が登梁を支持し、屋根面全体はポスト柱(Φ114.3@7500)および4点の基礎と緊結されることで、鉛直荷重・水平荷重に対してバランスよく安定する構造体を実現しています。

地形に寄り添いながら構築される建築と、しなやかな構造が一体となることで、自然と建築が連続する新たな居住の「かた」を提示しています。

#コンペティション・プロポーザル

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